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岸和田工業センター協同組合とは
岸和田工業センター協同組合の設立経緯
岸和田工業センター協同組合が設立されたのは、第2次オイルショックの真っ只中だった昭和54年です。その当時の社会的背景としては、住宅と工場が混在することによる公害問題や工場が点在していることによる不便さ、そして経営の近代化が思うように進まないことなどが挙げられます。こうした問題を解決するべく、岸和田市と岸和田商工会議所が推進母体となり、国が制定した法律の適用を受けて設立されたのが、鉄工団地である岸和田工業センター協同組合です。
住宅と工場が混在することによる弊害の解消だけでなく、鉄工事業者が集団化することによる効率アップや相互補完作用、スケールメリットをいかした経営の近代化などにより、持続的な発展を遂げることができました。
2018年には設立から40年を迎えました。約1万坪の敷地内に鉄工関連を主とする組合員企業18社と賛助会員4社の合計22社、そして社員数全体で約400名という組織陣容です。
協同組合の強み、メリット
協同組合となり集団化することにより、当センター組合にはさまざまなメリットがあります。
その大きなコンセプトは、1社では行うのが難しいことをスケールメリットをいかして実現するというものです。健康診断やレクリエーションなどの福利厚生はその典型で、それぞれ1社単位で行うとコスト負担が大きくなりがちですが、それを協同組合で一元化することにより効率化を実現しています。
このスケールメリットは事業にもいかされています。協同組合には鉄鋼関連のご相談やご依頼が寄せられることがあり、その内容を各事業者にフィードバックすることで全体としてその案件に向き合う体制を構築しています。これにより「岸和田工業センターに相談すれば何とかなる」という信頼を獲得し、一定の知名度を有しています。
協同組合内にはさまざまな分野・業種の事業者が集まっていますが、それぞれ業務内容の重複が少なく、相互補完ができる仕組みも確立しています。組合内の取引関係もあるため、信頼関係や事業拠点が隣接しているメリットをいかしながら競争力強化につなげています。
近年では新規取引を開始するにあたり、組合員事業者からの依頼により取引先の信用調査を行っています。組合員事業者の発展や事業安定化のため、共同見合いとしてできることを今後もどんどん展開していきます。
当センターからすぐ近くには阪神高速道路の岸和田北インターがあります。さらに阪和自動車の岸和田和泉インターへも約15分という好立地にも恵まれており、物流や営業といった面でも有利な立地条件にあります。
協同組合の社会的意義
公害対策や立地条件向上といった趣旨で設立された協同組合ですが、鉄工事業者の集団化は、1社では行うことが難しいことであってもスケールメリットをいかせば実現できるというメリットをもたらしました。
ここから生まれる「大手並みの信頼性と中小企業ならではの融通性と機動力」は大きな力となっており、現在もその強みはしっかりと発揮されています。
こうした協同組合の機能やメリットを持続性のあるものとするため、協同組合内には青年部会という組織があります。青年部会は組合員企業の次期後継者や若手幹部などで構成されており、お互いの親睦促進や経営者に求められる知識の共有などを図る機会を設けています。
岸和田工業センター協同組合内配置図
アクセスマップ
阪神高速湾岸線利用で大阪市内から岸和田北I.C.へ約25分
関空から岸和田北I.C.へ約10分、岸和田北I.C.から約1分